先週のお休みの日、お店からすぐの場所にあるアトリエアッティコさんでスペインタイルの製作をさせてもらいました。今年の初め、一度ボスと作らせていただいたのですが、その後コロナでなかなか機会がなかったところ、タイル教室再開との連絡を受けワクワクしながらのワンディレッスン!今回はソカラトタイルというとっても素朴で原始的なタイルを作らせてもらいました。ちなみに前回はクエルダセカという技法を体験しました。
ソカラトタイルはバレンシア屈指の窯場であったパルテナにおいて15世紀から16世紀に盛んに作られたタイル。もともとは木材が高価だったバレンシアで、木材の代わりに天井の梁と梁を埋める、または軒下にはめ込む実用タイルとして生産されていたそうです。絵付けは赤と黒の二色、バレンシア語でソカラトは「焦げ」という意味だそうで、焼きあがりの見本を見せてもらうとまさに焦げ色。ちなみに「socarrat」で画像検索するとタイルじゃなくてこんがり焼けた「パエリア」の写真がたくさん出てきます。
そんなわけで製作スタート。ソカラトタイルの特徴のもう一つは絵柄。ユニークな動物、鳥、人物、空想上の動物を中心にその周りを幾何学模様や植物で囲むそうです。当時のタイルの絵柄のなかから好きなものをチョイス。トナカイみたいなシカを選びました。そのあとに鳥みたいな動物。
焼きあがると黒と赤がもう少しはっきりするそうです。
時間が余ったので、クリスマスオーナメントも作りました。先生に「オーナメントはプレゼントのラッピングにつけてあげたりすると喜ばれるんですよー。」と教えてもらい。「オリジナルのラッピング、いいな~。」とベルカプリのラッピングのこともちょっと妄想。
今月中に焼きあがるようで、今から楽しみです。
そしてさてさて、こちらも少し昔の世界から飛び出してきたような動物たち。Hattie Carnegieの象のブローチと犬のブローチです。ツタンカーメンやクレオパトラが纏っていたような装飾を身に着けています。半透明の黄色い部分はガラスのように見えますがルーサイト。樹脂の一種です。
首飾りの金属の模様がとっても綺麗で、しっかりとした厚みで存在感があります。鼻先と足先に来るゴールドのプレートもアクセントになっていて、さすが富裕層向けのコスチュームジェリーを作っていたハッティカーネギーのこだわりを感じます。
【ハッティカーネギー】のはウィーン生まれの女性デザイナー。20世紀初頭にアメリカに移住。1909年に初めてのブティックをオープン。全米にショップを展開し大成功をおさめます。数々のアカデミー女優も顧客に持ち華やかな歴史を歩んだブランドです。
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