週末蕾だったお店の上の梅が一気に咲き始めています。冬の静かな庭の景色から小さな芽や花を見つけるのはこれからの季節の楽しみです。
今日はネックレスのメンテナンスをしました。変色したメタルのくすみをとったり、ゆがんだパーツを整えたり。メンテナンスをするとそのもののつくりをしっかり眺めるのでいつも発見やすごい!が見つかります。今日手を入れたのは少し古いメキシコ製らしいネックレス。一見手作りの素朴さを感じるものですが、各飾りに刻まれたシャープな文様の線を見ると美しい。素人の手作りではできない仕事です。これらの飾りはタガネと呼ばれる鉄の刻印のようなものを金づちで一つ一つ打って作っているのですが、均等に打ち込まれた模様は迷いなく、リズムよく、毎回同じ強さで金槌を打った証拠。一発勝負なので本当に難しい技術なのです。それなのに気難しさや「どうだ凄い業だろう~!」を感じず、なんか陽気に表情豊かに楽しく出来上がっているが一番の魅力のように思います。
酸化してまだらになっていた表面を
今日は機械ではなく優しく手磨き。
裏面に着いた手磨きでは取れない頑固な錆は
お気に入りの「たんぽぽバフ」で
ふわっと仕上げ
真鍮製の飾りには花や葉を思わせるボタニカルな柄が打たれています。
軽いですがネックレスとしては大振りで、モチーフが裏になったり表になったりの煩わしさもたまに感じるかもしれません。普段はお部屋の飾りとして楽しんで、時に一緒に外出というのが使いやすいでしょうか。とにもかくにも楽しいネックレス、ぜひご覧ください。
古いメキシコの飾りのネックレスはこちらをクリックしてご覧ください。
(小さいチャームのネックレスもあります~こちらもとてもかわいらしい飾りが並んでいます。)