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Alexander Korda ‘Thief of Bagdad’ バグダッドの盗賊 ドラゴンバングル

1940年にアメリカで公開された映画 ‘Thief of Bagdad’ (バグダッドの盗賊 )の宣伝を目的に登場キャラクターをデザインしたジュエリーシリーズが映画監督のAlexander Kordaデザイン、コスチュームジュエリーブランドRice Weiner 社の製作で作られました。消費者向けの製品と映画の広告を融合させるというハリウッドの初期の試みだったようで、コスチュームジュエリーとしての価値だけではない歴史を含みます。

ちなみに以前ベルカプリで扱った、Coro社によるディスニー映画ダンボのジュエリーシリーズも同様の歴史あり。

バングルのモチーフとなった ‘Thief of Bagdad’ はアラビアンナイトの一挿話をもとに製作された映画で一番最初に作られたのは1924年。今から100年前のハリウッドにて。その後今回のバングルが関係するAlexander Korda監督による1940年、1952年、1961年、1977年と製作されていきます。

ところでyoutubeでは1940年公開バージョンがフルで見られます!「ぜひバングルのドラゴンを見たい!」と思いちょっと早回ししながら見てみましたが、、、、ドラゴンに出会えず。時間があるときに落ち着いて楽しんでみてみます。

ちなみに1924年バージョンもyoutubeで見られるのですがこちらではドラゴンを確認しました。

さすがにバングルのドラゴンとは様子が違うかなと思ったら、こちらのドラゴンは当時最先端の特撮。本物のトカゲ君の頭に怪獣マスクを被せ、スモークを吐き出させ映像を合成しているそうです。

1924年バージョンは衣装も本当に豪華!男性も女性もネックレス、イヤリング、リングに、ブレスレットとジュエリーが満載。映像がカラーじゃないのもまた想像力を掻き立てられ、個人的には1924年バージョンの方が見ていて楽しそうです。ちなみに怪しげなモンゴル人王子を演じるのは日本人俳優。3000人のエキストラの上を実際にピアノ線で吊った魔法の絨毯で飛ぶ姿などスケールの大きい、華やかな映像は見どころ満載です。

あ、バングルの宣伝じゃなくて、映画の宣伝になってしまった~~。

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