真夏のA-selectは鮮やかなブルーのケラミスの花瓶を2点ご紹介。1920年代アールデコのアンティーク。

【Boch Freres Keramis】

ボッシュ家は1767年ルクセンブルグで陶器製造を開始。1839年に独立した際にベルギーに移り、Boch Freres Keramis工場を設立。1906年Carles Catteauのデザインによって、独自の陶器を製作するようになる。Catteauのデザインにはジャポニズム、アフリカンアート、キュービズム、アヴァンギャルドの影響を見ることが出来、特に動物のデザインはコレクターに人気が高い。1925年パリで行われたアールデコ展でBoch社の花瓶はグランプリを受賞。また、Boch社はフランスのLongwy社と並び陶器七宝の手法を取り入れたことでも有名になる。エナメルペイントを陶器に施し、異なった温度で焼き付けることにより様々な効果と華やかな色合いを生む手法である。

くるくる回して眺めてみると、どこが始まりでどこが最後かわからないほど自然につながる景色。ふと目に入ったその面がどこであっても正面になる美しさです。

すっと細長い花瓶には3頭、大きな方には4頭の鹿が描かれています。

過去のブログを遡って読むとケラミスをベルカプリでコレクションしたきっかけに「きちんとアールデコのデザインを感じさせつつ、肩に力の入っていない、ラフなラインに魅力を感じた」と書いてありました。

ケラミスの鹿の花瓶はオンラインショップA-selectでご覧ください。