DIARY

A-select Robj アールデコガラス花瓶

その季節やその時の気分に合ったものをベルカプリのコレクションから毎回悩みに悩んで選び出しているA-select です。夏も間近の6月、今回ご紹介するのはRobjのガラス製の花瓶。ベルカプリのrobjコレクションの中でもまさに一番の大きさ、抱きかかえるほどのサイズ。

Robj 1920’S France 高さ 31㎝位 幅 18㎝位

ROBJでは数少ないガラスの作品。クリアの吹きガラスで作られたボディにエナメル絵付けで幾何学模様が施されています。

美しいデコの模様をそのまま眺めて楽しむのもいいですが、シンプルだからこそ使って彩る楽しみを味わえます。花を活けたり、水栽培をしたり、金魚を飼ったり、アンティークを日常に取り入れて楽しんできたベルカプリからお届けする6月のアンティーク、ぜひご覧ください。

A-select Robjのガラス製花瓶はこちらから。

《Robj》 
Robj(ロブジェ)社は優秀な彫刻家、デザイナー、技術者を集め、彼らが提案してくるアイディアの中から最も個性的・空想的なものを選出し自社の作品をつくりあげました。その製品はアールデコを中心とした様式を用い、中国や日本など各国のエキゾチックな人物や可愛らしい動物や鳥をモチーフとして取り上げます。実質的にはわずか10年ほどの活動期間であったため、現存する作品の点数は少なく、アンティーク・マーケットに出回ることも稀。
同じ時代の他の工房と比べてRobjが抜きん出て洗練されたフォルムを崩す事がなかったため、1925年のパリ現代装飾美術博覧会でRobjの作品は最も独創的でパリらしいと賞賛されました。1930年にRobjは閉鎖され、現存する作品は希少価値が年々高まっています。