DIARY

シュナイダーのランプ

 

 

夕方過ぎまで強い雨。いつもは日が落ちてくると同時にその美しさが引き立ってくるランプたちですが、今日はお店に突き当たる下り坂の上からでもこのランプの赤と黄色の明かりが分るほど朝から美しく輝いてました。

 

 

急に肌寒くなり、少し前までは透明感のある涼しげなガラスものが気分でしたが、10月も後半に入り、温かみのある電球色のランプの光につい吸い寄せられます。

 

今回の不定期掲載A-Selectはシュナイダーのランプ。このコーナーにシュナイダーの作品を載せるのは蓋物に続いて2度目です。前回の商品の紹介ブログではシュナイダーとの出会いについて書きました( →以前のブログはこちらから←)ので、今回それについては割愛。

 

 

製作技法はエッチング。フッ化水素と硫酸の混合液でガラスを腐食させ模様を浮かび上がらせています。このランプの場合、黄色いガラスの部分が腐食された硝子。灯りを消すと、その表面がふんわり艶消しであるのが分ります。そして溶かされたなかった表面の真っ赤なガラスは芥子の花が取り巻くデザイン。幾何学的に同じパターンを繰り返すアールデコらしいシンプルな線が見られます。

 

 

装着する電球のワット数を変えることで、違った表情が見られます。ワット数を上げれば、鮮やかな原色の赤と黄。ちょっと光を落せばシックにイメージチェンジ。

 

 

仕入れた時の価格は20万円以上したものですが、今回も当時の価格よりお求め易く値段を設定いたしました。是非ご覧ください。

 

 

シュナイダーのランプはこちらから。

 

 

 

158-0095
東京都世田谷区瀬田1-12-32
電話:03-3709-2341
e-mail:cjs@bellecapri.com
二子玉川駅より徒歩5分。

12:00-19::00
日・月・木・祝日 休み

ヴィンテージ トリファリ ミリアムハスケルが充実 
ベルカプリオンラインショップ

 

 

 

今回もベルカプリのホームページの『キーワード』より豆知識と過去に取り扱った商品を。

 

キーワード 「Schneider / Le Verre Francais 」

エルンスト・シュナイダーとシャルル・シュナイダーは1913年ガラス工場を設立し、ル・ヴェール・フランセのトレイドマークでグラス類、照明器具、花器など幅広い製品を製造しました。デザインは弟が担当し、形はシンプルで色調の変化や気泡の混入で特色を出しています。多くの作品を制作しましたが、後期まで型ガラスなどの大量生産を嫌ったため一つ一つの表情が違います。
世界恐慌の煽りで1938年工房は閉鎖されました。
サインはSchneider・Le Verre Francais・Charderなど様々あります。

 

Schneider ランプ

http://www.bellecapri.com/shop/selection/selection_022.htm

Schneider ピッチャー

http://www.bellecapri.com/shop/selection/selection_056.htm

Schneider ランプ

http://www.bellecapri.com/shop/selection/selection_088.htm

Schneider ランプ

http://www.bellecapri.com/shop/selection/selection_103.htm