去年の夏に表紙が可愛くて購入した単行本を遅ればせながら読み始めました。「猫怪々」、怪談小説を書かれる加門七海のさんのエッセーです。動物モノのエッセーはどうしても悲しい別れの場面が登場しがちで、「絶体泣くから無理!」と敬遠していたのですが、あらすじを読んでみると悲しい別れはなさそう。集英社のキャラクター「よまにゃ」の表紙のかわいさと、おまけのしおり欲しさに買ってみました。
エッセーなのに、寝ている猫の体から大きな黒いバッタが出てきて、それを手で鷲掴みにしてコンロで祓ったり、現実世界に生きる私からは到底エッセーとは思えない、様々が登場。こんな世界に生きていたら、面白さ倍増かもしれないけど、こりゃ疲れるな。といろいろが見えないことにちょっと感謝します。
うれしそうな猫のブローチはJJです。これからは薄手のコートの季節。スプリングコートに楽しそうなこのブローチを着けて外に出かけたら、いいことありそう~。
今週は少しお店の模様替えをしています。新しいショーケースを作ってもらい、ベークライトの美しさにうっとり。是非お店に見にいらしてください。
さて、最後にとどきたてほやほや、うさぎのハットピンと象のイヤリングをご紹介。ハットピンはちょっと憎たらしいような表情が絶妙なウサギ。作りもしっかりしていて、イイ感じです!PANETTAと言うブランドのもの。ゴールドの色味はずっしりとした重量感を感じます。白いエナメルがのった出っ歯、耳と髭のぼさぼさっとしたけだるい感じ。それに対してきちっとしたつくりの蝶ネクタイ。蝶ネクタイの部分だけシルバー色の金属で出来ていて、ミルグレンの縁取りの高級感がぐっときます。目の部分は、瞳はなく金属をくりぬいてあるのですが、見る角度によって表情が変わるよう。とても気になるピンです。
初めて取扱いのPANETTAについて少し調べました。イタリアはナポリにてジュエリー職人を始めたBenedetto Panetta によるブランド。1930年代半ばまではトリファリの中心となるデザイナーとして活躍した人物のようです。1945年に彼自身のブランドを立ち上げ、彼のデザインは細部まで洗練され、高く評価されたそうです。
そして、ゾウのイヤリングは赤い瞳とキラキラの耳がポイント。髪をすっきりまとめて着けてみると注目を集めそうです。
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