DIARY

A-select シュナイダーのランプ

ベルカプリの年内の営業は来週いっぱい、12月23日(土)までです。今週はバタバタ、年賀状の写真を撮るためお店の上の庭を龍を片手にうろうろしたり、ボスに「年賀状の表の文字はジュンちゃんの殴り書きの手書きの文字がいいわよ~。」と到底褒めているとは思えない微妙な言葉のチョイスに戸惑ったりしながら過ごしました。

今年最後のA-select掲載はシュナイダーの大型ランプです。

お店ではいつもアンティークのショーケースの後ろに隠れながらもちらりと見えるたびにその堂々とした姿がかっこいいシュナイダーランプ。良い場所を探して撮影しようかとも思いましたが、いつものお店にある姿のままで撮ることにしました。

上下2灯のあかりがつくのでガラス製のベース部分も灯ります。

被せガラスにエッチング(酸化腐食彫り)技法で製作されています。高さ:58㎝ 幅:35㎝

余談になりますが、ブログに掲載された商品の背景にあるものが気になりますと言っていただくことがあります。私も好きなお店のブログやインスタグラムの写真をみていると「え、あれなんなの~。」と遠くに写ったものを見るために、ぼやける写真をスマホの画面いっぱいに指で広げながら覗き見たりします。もちろんお店に直接行きたいけれど、なんだろう?なんだろう?と想像を膨らませながら夜中に眩しい画面を眺めるもの楽しい時間です。

A-selectシュナイダーのランプはこちらをクリックしてご覧ください。

「Schneider / Le Verre Francais 」

エルンスト・シュナイダーとシャルル・シュナイダーは1913年ガラス工場を設立し、ル・ヴェール・フランセのトレイドマークでグラス類、照明器具、花器など幅広い製品を製造しました。デザインは弟が担当し、形はシンプルで色調の変化や気泡の混入で特色を出しています。多くの作品を制作しましたが、後期まで型ガラスなどの大量生産を嫌ったため一つ一つの表情が違います。
世界恐慌の煽りで1938年工房は閉鎖されました。
サインはSchneider・Le Verre Francais・Charderなど様々あります。