DIARY

たくさん降った次の日。今日はすっかり晴れていると日差しの中出勤。いつもの古い石段を登り始めて大きな桜の木の下をくぐっていると急に頭上でバサバサバサ!と大きな音。へっ?と思って空を見上げるとドサドサドサっと木の枝葉にたまった大量の雨粒が一気に私の顔に落ちてきました。昭和のコントの一場面のような、一瞬でびしょびしょ。「何がいるの~?」と見上げてもわからず。その桜の木の幹を上から下へと目で辿ると猫一匹。「君が揺らした?」と話しかけるもだんまりを決め込む猫。いったい何だったんだ。

8月末より長くお休みをいただきましたが営業を再開します。少しずつですが秋の気配を感じ始めました。お店を飲み込む勢いで茂っていた蔦は落ち始め、夜は閉店時間前に真っ暗。風も涼しいし、虫の声も聞こえます。

Emile Galle 1860年~1880年頃 France アールヌーボー蓋物